過去の王様の耳はロバの耳 !

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ご相談ごとや悩み事は「王様の耳はロバの耳」へどうぞ。
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王様の耳はロバの耳 !

<2007年>

寒中御見舞い申し上げます】    2007年1月15日

 今年は暖冬だといわれていますが、さすがに20日の大寒を前に、朝晩はめっきり冷え込むようになりました。あと1ヶ月ほどはこのような天候が続くのでしょう。
寒さは苦手ですが、冬のピーンと張り詰めたような空気はなんともいえませんね。四季のメリハリが日本の文化に大きく作用しているのだと感じます。
春の訪れは間近ですが、もうしばらく冬眠は続きます。ご容赦の程。

<2006年>

休眠                  2006年8月28日

年明けからずっと仕事をしていませんが、この時間は、とても大きなものをもたらしたように感じています。多くのことを考え、学び、人と会い…。
長い長い自問自答ののちに、人との交流の中で学ぶことの大切さを得ました。すべての人々、あらゆる事象が師であるととらえられた時、生かされているという言葉の意味を知ったように思いました。
また、自然の大切さにも気づかされました。いつ土を踏んだだろう、木の幹に触れただろうかと、愕然とする思いでした。自然と乖離して人間があるのは不自 然、まさに自然ではない!のだと思います。一日中パソコンの前に座っていた時期がありましたが、今はできるだけ散歩を心がけています。
ああでもない、こうでもない…、いろいろな疑問や考えが浮かんでくるのに任せて、時間を過ごしております。 今しばらく、お休みさせていただきます。

幻の王国を求めて         2006年2月21日

皆 様は「日高見国」という言葉を聞いたことがありますか?日高見国は大和朝廷に滅ぼされた?国だったとか。私が何よりも注目した点は、何事もわかちあう精神 に満ち満ちていた縄文人の流れを受け継ぎ、何よりも平和を愛した人たちが住んでいた国だったというところです。1万年近く、戦争がなく、人びとが人として 輝いていた縄文が、ある日突然無くなってしまうなんて信じられない思いだったので、やっと探し求めていた恋人に出会えたような、そのような高ぶりを感じて おります。
ライフワークとして、日高見の国についてもっと見聞を広め、わかりやすい形でとどめていけたらいいなあと思っております。 乞うご期待!くださいませ。 

あけましておめでとうございます
2006年 1月 2日
 あけましておめでとうございます。
関東地方はどんよりとした曇り空であけまして、今日は久々のお湿りがありました。恵みの雨でしょうか。こちらはずっとカラカラ天気で、加湿器をフル稼働 させても、室内の湿度はなかなか上がってくれませんが、地域によっては、大雪による被害もあちこちから届いております。御見舞い申し上げます。
昨年は、事件や事故、災害が多かったように感じますが、今年こそ、より多くの人たちが穏やかに過ごせますように! 心から祈らずにはおられません。

自然の恵み、周囲の方々、遠い人たち、彼岸の皆様に感謝の気持ちを常に忘れずに生きてゆきたい。年頭にあたってというわけではありませんが、日頃感じて いることを再確認しました。時間に流されてゆくのではなく、積極的に生きたい!とも思います。
穏やかに年越しができたことを感謝しつつ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

<2005年>

【気がつけば…】
2005年12月18日
  気がつけば、今年もあと2週間弱。年に2回の更新では情けなくてつい気持ちも引き気味になってしまいます。でも、あえて…。
毎年、年末はあまり好きではありませんでした。「ねばらなないこと」ばかりで、時間に追われる気持ちが先行しておりました。でも、今年はちょっと違いま す。あらゆることを「出来る範囲でやればいい」と考えるようになりました。するとず~いぶん気が楽になります。
無理をすると、自分の能力を超えても頑張ろうと力が入ります。精一杯背伸びして、自分を大きく見せようとすると、疲れますね。自然体で、出来る範囲で全力 を尽くせばいいんだと思うようになりました。仕事では、なかなかこうはいきませんが、普段の生活ではあまり頑張り過ぎないように心がけてみようと思いま す。
年末に掃除が終らなかったら、来年になっても構わないし、ことさら真面目な母を演じることもないでしょう。 友にも、いい子ちゃんぶる必要はなく、普通に、いつもの私で対応すればいいんです。こんな当たり前のことに気がつくまでに、だいぶ時間がかかってしまいま した。
年末は、あわただしさの中に、日本らしさを多分に感じる月でもありますね。年の瀬という季語も美しい響きを持っています。すす払いなど新しい年を迎える 数々の行事やおせち料理の準備等々、ねばならない義務感でやるのでは実に惜しい気がします。楽しんで出来たら、とっても幸せ。
今年は私らしい年末を過ごそう!と思っています。 えっ、お掃除の手を抜く気かって?大丈夫、ほこりがあったって、新年は来ますよ~。そうそう、某テレビ 番組でやっていたように、1点豪華主義、一番多く視線が行く場所だけ、念入りに掃除しましょうか?

今日はとっても寒かったですね。どんどん忙しくなる年末、お風邪などお召しになっている時間はありませんから!
今年もよかった! ありがとうございました!!皆様、どうか、よいお年をお迎え下さいませ。

【寒中御見舞い申し上げます】
2005年1月14日
 今日は母の百か日。母を亡くしてから、初七日、四十九日、百か日…。亡くなってからの方が、ずっと母と会話している 私がいます。ただ、この会話は私からの一方通行。母はいつも微笑んで、私の言うことに耳を傾けていてくれるだけ。「お母さん、これでいいんだよね」一日に 何度も母に問いかけ、確認しながら生活している私がいます。お母さんの肉体はなくなったけれど、心はずっとつながっているって、しばらくは、思っていてい いですね。

寒中御見舞い申し上げます。
喪中のため、賀状欠礼いたしました。これからが一番寒い時期です。お体をお大切になさって、お過ごし下さい。
私は寒がりですが、寒い今の時期が、とても好きです。先日、庭の土をいじっていたら、土の中にまるまる太った芋虫を見つけました。あわてて土をかけなおし ましたが、土の中では、植物も虫たちもじっと息を潜めて、春の訪れを待っているのですね。その生命力はすごいと思います。冬の過ごし方こそ大切であるとい うことでしょうか? すこし仕事から遠ざかり、これからすべきことを再度考えてまいりたいと存じます。今年もどうかよろしくお願いもうしあげます。

<2004年>

【母の死】
2004年11月12日
個人的なことですが、母が10月に亡くなりました。3ヶ月間入院し、ほとんど痛がったり、苦しがったりすることなく、穏やかに逝きました。唯一の救いです。母の死を経験し、多くのことを学びました。
今年に入って数ヶ月間母を介護し、仕事との両立がいかに大変であるか、身をもって体験いたしました。結果的に介護保険を利用しませんでした。なぜかという と、日々介護と仕事に追われる中で、具体的に手続きをする時間的なゆとりがなかったことが大きかったように思います。また、急な腰痛だったので、申請して 認定されるまでに治るかもしれないと思ったこともあります。いざというときに、家族は申請するために動く時間がなかなかないとれないものだと実感しまし た。
さらに、介護保険法の改正でも議論され始めていますが、「予防」にももっと力点を置いた方がよいように感じます。比較的時間があり、動けるときに寝込まないように予防することは、大きな意味があるのではないかと思いました。
「介護保険を利用する」という好機を逸してしまい、残念ですが、母を通していろいろな勉強をさせてもらったように思います。母は最期まで、子ども思いの母でした。 
合掌
【事務所移転】
2004年6月9日
気がつけば、今年も半分過ぎようとしております。弊社は4月に下記へ事務所を移転しました。
打ち合わせスペースも充実させましたので、ぜひお立ち寄りください。
じき に資料の山になることは間違いありませんが…。

◆住所 千葉県市川市鬼越2丁目18-4(JR本八幡駅徒歩10分、京成線鬼越駅徒歩5分)
◆電 話 047-318-1711
◆FAX 047-318-1710

【謹賀新年】                                          2004年1月6日
明けましておめでとうございます。

首都圏は連日穏やかな日和が続き、心持ち和んだ年明けを迎えられました。全国的にも穏やかな天候だったようなので、それだけでも天に感謝、感謝。幸先がよいスタートといえますね。
連日のんびりと過ごしたため、なかなか仕事モードに切り替えられませんが、 必死で軌道修正中です。
今年は、何でもかんでも仕事を受けるということをせず、初心である「こだわりをもったモノづくり」に返り、誠心誠意取り組んで参る所存です。 一所懸命励みますので、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

日々の流れが非常に速くなっております。これに翻弄させられないよう、しっかりと地に足を踏みしめながら、流れに流されず、本質を見極めてゆきたいと考えております。


<2003年>

【難しいサイト更新】                         2003年11月26日
今年密やかに誓ったことは、こ のロバの耳の更新をマメにやろう!ということ。なのに、結果をみると達成できなかった事は明らかです。それだけ更新は難しい。お客様には更新の大切さを訴 えているのに、自分の頭のハエが追えないのでは、説得力もなにもあったものではありません。
個人のサイトにはホントに脱帽!こまやかに更新し、地道に読者を増やし…。
私も 初心に戻り、 何のためにサイトを立ち上げているのか再確認し、来年を迎えねばならないと思っています。
たくさんお伝えしたいことがあるのです。それを即お伝えできるネットのよさを利用しない手はないと、充分理解しているのに、現状はこのありさまです。
弊社がお付き合いしているデザイナーさんやデザイン会社さんは、なぜかドメイン取得のみで、サイトを立ち上げていない、あるいはほとんど休眠状態のところが多い。仕事が忙しくて、自分サイトどこじゃないのでしょうか? 更新の大変さを身をもって知っているからでしょうか?そこんとこ、ちょっと興味ありの今日この頃。
冬本番、どうぞお体をお大切になさって師走をお迎えくださいませ。 o(^o^)o
【法律で災害は防げない?!】                          2003年7月22日
九州では豪雨のため何人も死者が出て、未だに行方不明の方もいらっ しゃいます。確か数年前に広島県で豪雨による土砂災害が起き、その結果2001年に「土砂災害防止法」が施行されたはず。法律の詳細はわかりませんが、 ハードとソフトの両面から土砂災害を防止しようとするもののはず。しかし、今回の結果は、以前の痛ましい経験も、法律もまったく役に立たなかったというこ とになるようです。非常に残念なことです。
インターネットを眺めていると、あらゆる情報が瞬時に得られそうな気分になりますが、錯覚なのかもしれません。あふれんばかりの情報の中から自分に有用な 情報を選別し、それらを必要とする方々に素早く伝達される社会にはなっていないと再認識しないといけないのかもしれません。

九州地方は今日梅雨明けしました。
行方不明の方々が一刻も早くみつかりますように!

【オススメの一冊は『十二番目の天使』】
2003年5月15日
中3の娘は、忙しい私によく「読み聞かせ」をしてくれます。食事の支度をしながら、あるいは家事をしている私のかたわらで、一生懸命に読み聞かせてくれます。
今回は『十二番目の天使』でした。
「この本は、担任の先生に勧められたんだ。電車の中では泣いちゃうから読めなかったってさ。」
不治の病である少年は、少年野球に没頭します。少年野球の仲間たちや監督は、まったく病気のことは知りません。野球がうまいとはいいがたいその少年ティモ シーは、始めはチームの足をひっぱるばかりですが、いっつもすごく真剣そのもの。そんな姿にチームの少年たちもティモシーを応援するようになります。
ティモシーはベンチにいるときは、声を限りにチームを応援します。「毎日、毎日、あらゆる面で僕らはどんどん良くなっている」「あきらめない、あきらめな い、絶対、絶対、あきらめない!」ティモシーの発するこの言葉がいつか、このチームの応援の言葉となっていきます。

この本でティモシーと出会って、どんなに辛い状況に陥っても、精一杯に取り組む大切さを教えられました。そして、呪文のように「絶対、絶対、あきらめない!」と唱えながら、常に手抜きをすることなく、立ち向かっていく姿勢が大事であると痛感しました。絶対にオススメ。ぜひ泣いてください!

【民話で知る市川】
2003年3月2日
「市川大好き人の会」の市川を 知ろう!会<第1回>は「民話で知る市川」でした。3人の演者はどの方もすばらしいのひと言。30人程度の参加でしたが、より多くの方に聞いていただきた かったと残念至極です。語りは、読むこととはまた違った、別の魅力であふれていました。同じ話を別な方が演じたら、また違う話になるような…。地元市川の ずっーと昔のお話と、ちょっと前のお話を伺ったのですが、目からウロコのことばかり。絶対にこれは子どもたちに聞かせなければならないと密かに心に誓いま した。
「市川民話の会」の皆様、本当にありがとうございました。有為な方々の集まりを知っただけでも大収穫であったと思います。
次回の市川を知ろう!会<第2回>は、「歩きながら市川を知ろう」です。4月6日、陽気もよくなった中、「市川案内人の会」の方にご案内いただきます。ご 興味をお持ちの方は、ご連絡をください。お子さんの参加、大歓迎。連絡先:047-325-2855「市川大好き人の会」まで
【新年にあたって】
2003年1月7日
毎年、新年になると心機一転 一所懸命がんばろうと誓う人が多いと思います。そして、時間の経過とともに、忘れさり、「あっ、もう年末!?」と後悔なさる方も多いのではないでしょうか。何を隠そう私もその一人です。
どうしたら、新年の誓いを忘れず、一年を過すことができるかと考えた結果、紙に書いて目につくところへ貼り、毎日確認するようにしました。漫然と見るので はありません。日々「再確認」するのです。これを実行して、まだ一週間しかたっておりませんから、断言はできませんが、結構いい感じです。
しかも、自分で言うのもなんですが、今年は私自身の気合が違います。というのも、現在ガケップチに立っているからです。つまり、いい加減に過すことは、生 活ができなくなることと同じなのです。ですから、今年は絶対にあきらめず、何事にもチャレンジしていこうと硬く、硬く心に誓っています。 この気合のお蔭なのか、物事が好循環しているように感じます。
辛いときは本当に辛いけれど、(1)顔を上に上げてみる、(2)無理矢理でも笑顔をつくってみるというのも、今の状態以上に落ち込まない方法のように思いますのでお試しください。

間もなく大寒、一年中で一番寒いときを迎えます。でも、寒さの山を越えると、間もなく春の到来、芽吹きのときは、確実にそこまで来ています。
皆様におかれましては、どうかお体をお大切になさって、笑顔でご活躍くださいますよう、心からお祈り申し上げます。

<2002年>

【師走を迎えて】
2002年12月5日
あっという間に12月になってしまったように感じますが、皆様にとってこの一年はどのような年だったでしょうか。
暗いニュースばかり、身近でも友人の会社が倒産したり、友人の知り合いが自死したり、あまり良い年とはいいがたい一年だったように感じています。
その中で、地域に根ざした活動として、「市川大好き人の会」を 立ち上げ、多くの方と知り合えたことが、大きな収穫でした。身近にさまざまなことに情熱を傾けておられる方々がたくさんいらっしゃるということを知り、と ても励みとなりました。これから、少しでも市川を住みよくするための活動や、子どもたちに市川の良さを知ってもらえる活動を継続して参りたいと考えていま す。
また、市川には「市川案内人の会」など、任意団体が数多くありますので、それらの会とジョイントできないか模索し、幅広いネットワークを築き、より効果的な活動を行っていきたいと考えています。
緒についたばかりの活動ですが、来年は大切に育んで参りたいと思います。

この一年、多くの方々にご指導をいただきましたこと、深く御礼申し上げます。

【市川大好き人の会を創設しました】
2002年7月30日
私たちは市川(千葉県)が大好きです。その好きだという共通の思いだけで、いろいろな人たちと話が盛り上がってしまいます。その思いが昂じて、7月15日に「市川大好き人の会」を立ち上げました。
市川が大好きであれば、市川に住んでいようといまいと関係ありません。私たちとご一緒に、市川について議論し、提案し、住民の目線で、子どもたちに働きかけてゆくための行動をしていきませんか。
創設記念行事として、会員である田中修さんが昨年から市川の風景を撮りためた写真の展示会を開催します。なごみの風景を一人でも多くの方々に見ていただきたい、市川の素晴らしさを知っていただきたいと思っております。
市川大好き人の会では、風景や風物、人物など、 市川に関係するなら、幅広くテーマとしていきたいと考えております。どうかふるってご参加ください。

<市川街風景写真展の御案内>
日  時:2002年8月8日(木)~11日(日)
午前10時~午後8時(初日は12時~)
場  所:市川市八幡市民談話室
JR本八幡駅北口 徒歩3分
主  催:市川大好き人の会
実行委員:竹田、田中(℡047-339-2408)

【今何をなすべきなのか?】
2002年5月10日
瀋陽の総領事館での出来事を詳細に写した映像を前に、呆然としてしまいました。ひたすら母親を見つめつづけて立ち尽くしている幼い女の子の姿を目の当たりにして、胸を突かれるような思いがしました。
国を捨てざるを得ない状況は、なかなか想像つきませんが、まさに身一つで他国へ助けを求めている切迫した思いはひしひしと伝わってきました。その中で、悠長に帽子を拾う総領事館の職員の姿に、大きな、大きな隔たりを感じずにおられません。
あの職員の方々も、ボートの上にいて、おぼれている人を見つけたら、絶対に手を差し伸べると思います。総領事館の敷地内か、外かというギリギリで、命をかけ 同様なことが起きたのです。
私の中にも確かに、無事に過ぎてほしい、大過なく過したいと思う気持ちはあります。しかし、それでは済まないケースがあります。今回のような場合です。 つまり、職員の一挙手一投足が「日本の行動」として、評価されるわけです。
人の痛みを自分の痛みとして感じることは難しいかもしれません。人間としてどのように行動すればよいのでしょうか。これからの外務省の行動、政府の行動を、国民のひとりとして注視していきたいと思います。
私たちができることは何でしょう。数多くあるニュースの一つとして、忘れ去ってはいけないと思います。日本の隣の国で起きたことです。とても歯がゆいですが、人間の生存権という基本的な人権が侵されないよう、見続けることしかできません。
中国に連行された5人の方々の無事を心からお祈り申し上げます。
【寒中お見舞い申し上げます】
2002年1月21日
もっとも冬らしい今の時期がとても好きです。身が引き締まる思いがしますし、最愛の娘が生まれ た季節だからかもしれません。寒いのが苦手な私が「寒い寒い」と嫌そうに連発すると、娘は「私が生まれが季節だよ」と言って、口をとがらせます。そのひと 言で、あまり好きではなかった冬がとても好きになりました。寒い中、3時間おきに授乳した思い出も、今ではなつかしいものです。
物事を前向きにとらえることは難しいようですが、ほんのちょっとしたきっかけと、訓練次第で楽にできるようになると感じております。日々、そのような姿勢を持ち続けることが大切ではないでしょうか。
寒い冬も、すぐそこに芽吹きの季節が待っています。冬にしかできないスポーツも多いし、鍋がおいしい季節も冬ならではです。ちょっとした発想の転換で、ポジティブに受けとめられるようになると考えているこの頃です。

<2001年>

【同時多発テロ発生―何が問われているのか】
2001年11月21日
21世紀は平和の世紀でありたいと願っていました。戦争・紛争の20世紀に終わりを告げ、平和に満ちた時代へ移行したいと祈っていました。
しかし、私たちは現在の日本に生きているから、戦争を遠いものと感じているのだと思います。中近東の子どもたちは平和を知りません。戦争は非常事態ではな く、常のことなのです。弾丸が飛び交う中で日々暮らしているのでしょう。私には、そのような状態は想像もつきません。
某新聞に、屋根のあるところで眠れ、ひもじい思いをしないのなら、世界の中で恵まれている部類に入るという記事を読み、愕然としてしまいました。 人の痛みを自分のこととして受けとめる難しさを痛感しますが、 テロのあと、ニューヨーカーたちは思いやりを持つようになった、他人に無関心でなくなったと伝えています。肉親や友人を失った人たちは、他の人の痛みに無 関心でいられなくなったようです。幸い身近に失った人がいない人たちも、世界貿易センタービルの崩壊を目の当たりにし、癒しきれない心の傷をおったのだと 思います。
テロの後、ニュースを以前にもまして見るようになった方も多いでしょう。アフガニスタンのカブール以外の地名を知らなかった私は、ニュースによって、多く の地名を知り、タリバンに抑圧されていた女性たちのことを知りました。1996年から大変な人権侵害が起きていたこともまったく知らなかったのです。
共生……世界には、いろいろな生き物が生きています。動物も生物も細菌だって……。人間もいろいろな民族がいます。宗教も数え切れないほどあります。それ もこれも、みな一緒にこの地球上に生きているのです。多くの違った種が共に生きています。この認識を基盤において物事を考えていかなければならないのでは ないでしょうか。「違うもの同士が生きている」し、「人間が一番偉いわけじゃない」のだと思います。
人間に与えられたこの試練をどう受けとめていくかが問われているのだと思います。私は報復は決して正しい道ではないと考えます。アフガニスタンでも多くの 民間人が犠牲になっています。彼らの命もニューヨークで失われた命も尊さは同じ。違う種が地球に共生しているけれど、どの命も同様に大切なものなのだと思 います。

アメリカとアフガニスタンで亡くなられた方々のご冥福を、心からお祈りいたします。

【池田小事件に接し】
2001年6月21日
亡くなられた8人のお子さま方のご冥福を心からお祈り申し上げます。ご両親や関係者の方々のご心痛を思うと、誠に辛いものがあります。
傷を負った子供さんや先生、目に見えない傷を負ったたくさんの子供たちや親御さんや先生方へ、
いうべき言葉もみつかりません。
この世の中はおかしい、多くの人が感じているのではないでしょうか? 懐古趣味で昔が良かったというつもりはありません。しかし、犯罪の質が根本的に違ってきているように感じます。
私たち大人は、今こそ立ちあがらなければなりません。
この春スタートを切った君たちへ】
2001年4月18日
新しいスタートを切る4月、真新しい制服に身を包んだ新入生は、歩き方も何となくぎこちない。見るからに新入社員だなあと感じる彼や彼女も、その周りに漂っている空気は硬い。
わからないこと、不安なことが山ほどあるから、自然に肩に力が入り、身構えてしまうのかもしれませんが、私にはとてもまぶしく感じます。
自分が渦中にあるときは、振り返る余裕はありません。先輩の言葉が宇宙語に聞こえたり、電話の音におびえたり、一日が終わると、とてつもない疲労感に襲われたり、そんな新人の頃を無我夢中で過ごしました。
大変だったあの頃、実はとても素晴らしい時期だったのだと、今になって思います。集中力に比例して多くのことを吸収した当時をなつかしく思います。
真剣なほど、辛かったり、真面目なほど、苦しく感じることがあっても、どうか逃げないでください。柔軟な体にみな吸収し、血肉にして太ってください。あなたの根っこの部分をコロコロに太らせましょう。
意見の合わない先輩や上司にだって、入りたての頃があったのです。そう考えられたら、ちょっとは楽になれるのではないでしょうか。
「がんばって!!」通りすがりに声をかけたい思いを必死でこらえているこの頃です。
新しい時、新しい時間……】 2001年1月12日
年明けとともに、目標を掲げたり、新たな誓いをしたり、、、、しませんか?
昨日となにが違うのか? と問われて、すぐに答えることはできませんが、お正月は新たなスタートを 切るのにふさわしい時です。
しかも、今年は新世紀でもあります。
「絶対に変わるぞ! 今までの怠惰な自分と決別し、新たな自分に変わろう!」こんな風に決意も新たにしました。実は、毎年同じような決意しているようにも思えるのですけれど、、、。
今年もよろしくお願いいたします。


<2000年>

21世紀へ伝えなくてはいけないもの】
2000年11月18日
20世紀も残すところ50日を切ってしまいました。私たちは「世紀をまたぐ」という、100年ぶりのビッグイベントに生まれ合わせています。しかも、1000年代から2000年代への移行(ミレニアム)となるので二重の過渡期であるわけです。
激動の20世紀から、平和の21世紀へ変化させたいと願わずにはいられません。
20世紀から21世紀へ、日常の生活は途切れることなく継続していきます。私たちは、父親や母親の暮らしの中から生活の知恵を学び、いろいろな行事を経験しながら大人になりました。そして、親になりました。
社会の変化の速度は目覚しく、家族構成も、住宅事業も、ありとあらゆることが大きく変わっています。新しいものがどんどん生まれ、その影で、古きよきもの が失われているのではないでしょうか。私たちが子ども時代に見聞きした貴重な文化の数々を我が子に伝えることができなくなっています。
家族構成の変化により、高齢者を身近に接することなく成長する子どもだってたくさんいるのです。
私たちの親世代が持っている貴重な文化を次世代に伝えたい!
私たちはこう考えます。幼い頃の遊び、昔ながらの生活習慣、人づき合いのコツ、戦争の体験、薬草について、仏事等々、ありとあらゆる分野の「21世紀へ伝えたいもの」をお持ちの方はぜひお聞かせください。 ライターが取材をし、お話しを伺い、カメラマンがポートレートを制作します。
あなたならではの「21世紀へ伝えたいもの」をご一緒に伝えてゆくことができたらと考えております。
アシストワンは、身近なところから、高齢者の方々のお話しをお聞きしながら、前述のような活動を継続して行っています。
【行ってきました! 福祉機器展】      
2000年9月18日
 第27回国際福祉機器展へ行って参りましたが、大変盛況でした。とてもすべてを見ることはできません。しっかり、何を見るのかというテーマを持っていったほうがよかったかなあと反省しました。
福祉機器というくくりはとても膨大なジャンルを包括しています。スプーンやコップ、衣類といったものから、車椅子、ベッド、自動車、部屋そのもの等々、幅広い分野の製品が展示されていました。
食事をする際に便利な道具を見ていましたら、とても重量感のあるスプーンがありました。他のものは軽量だったので、理由を聞いてみましたら「手に震えが ある方用として、震えていても持ちやすいという点に考慮しました」という答えが返ってきました。固定概念にとらわれない自由な発想、相手の立場に立って考 える柔軟性があってはじめて、使いやすい道具が誕生するのだと思います。
缶詰やビンのオープナーはとても便利そう。身体が不自由かどうかということに関係なく、便利なものは広く愛用されるようになるのではないかと痛感しました。ユニバーサルデザインの製品をもっと広めていきたいと思います。
車椅子で御覧になっておられる方もたくさんいました。それぞれが使い勝手のよさそうな車椅子を利用している点が印象に残りました。軽やかに操作されてい る姿に接していると、私たちが住んでいる町が、障害を持っている方にとって「暮らしやすいか?」ということが気になりました。
バリアフリーという言葉がもてはやされていますが、まず、自分自身の心の中にバリアをつくっていないか、総点検しなければならないと感じました。
【第27回国際福祉機器展が開催されます】
2000年9月10日
 9月12日(火)~14日(木)まで、「第27回国際福祉機器展」が開催されます。国内外の約630社が参加し、約25000点の福祉機器が展示されるそうです。スプーンのような小さなものから自動車のように大きなものまで出展します。
階段を自力で昇り降りできる電動の車椅子の試作機や、電子メールを合成音で読み上げるソフト等々展示品は幅広いジャンルに及んでいるようです。やはり、 「百聞は一見にしかず」と言いますので、ぜひ参加なさって、直接便利さを体感してください。

日   時:9月12日(火)~14日(木) 午前10時~午後5時
場   所:東京都江東区有明にある「東京ビッグサイト」
入場無料
問い合わせ先:保健福祉広報協会(電話:03-3580-3052)

【新老人運動/旗揚げ講演会に出席しませんか!】
2000年9月4日
 9月2日の朝日新聞朝刊の「ひと」欄をご覧になった方も多いと思います。聖路加国際病院理事長である日野原重明(しのはらしげあき)さんが登場し、「新老人運動」を提唱なさっておられました。
新老人の定義は「75歳以上、心身ともに健康で、使命感のある人」だそうです。戦中、戦後の厳しい時代を経て、なお、元気である方々の秘訣や、生活習慣を後世に伝えていこうという主旨だそうです。
アシストワンでも、高齢者の方々の貴重な経験を21世紀へ伝えていきたい考えておりますので、非常に興味を覚えました。
9月30日にこの運動の旗揚げの講演会がありますので、参加してまいります。皆様方もぜひご参加ください。

日 時:2000年9月30日(土) 13:30~15:30
場 所:聖路加看護大学 講堂(最寄駅:日比谷線/築地駅、有楽町線/新富町)
費 用:1,000円
講 演:日野原重明さん(明治44年生まれ)
演 題:輝きのある人生をどのようにして獲得するか

【iタウンページの介護サイトコンテンツ制作を受注!】
2000年8月28日
 NTTタウンページのインターネット版である「iタウンページ」をご存知ですか?
フリーダイヤル検索、駅前タウンページといった便利ツールや、ビジネスマナー、Ladies’タウン、地域ニュースといったコンテンツ、関連リンクなどから構成されています。
このiタウンページに、「介護サイト」がコンテンツとして新たにオープンします。今回、介護コンテンツ制作をアシストワンが受注しました。
誰にでもわかりやすく、使いやすい介護サイトにしたいと、現在、介護保険を相手に一所懸命取り組んでいる最中です。 アウトラインから細部にわたる利用法にいたるまで、盛りだくさんな内容となる予定ですので、どうぞお楽しみに!
【福祉サービスの評価基準について】
2000年7月24日
 7月22日、神田さくら館で開催された、市民福祉サポートセンター主催の「高齢者福祉サービス-私たちの評価の方法」というシンポジウムに参加してまいりました。

「評価基準は千差万別、多種多様な情報から、各人が判断するしかない」という感想を持ちました。その施設なり、そのヘルパーさんを判断する絶対的なもの さしはなく、その人がどう感じるかということのようです。しかし、最低限チェックすべき項目について確認してまいりました。
● 施設サービスについては
(1)入居者の人権がが護られているか。
(2)入居者のプライバシーが護られているか。
(3)生活をしていく上で安全であるか。
(4)入居者の自由度がどれだけあるか。(生活の質)
この4つは最低限押さえて、比較検討してみると良いようです。

国や自治体も評価基準について、検討を進めていますが、まだまだの分野。評価基準を充実させることが、より良いサービスに結びついていくはずです。

さまざまな市民グループが、いろいろなところで活動をしています。その発見がとても新鮮でした。
財政事情の苦しい団体ばかり、上手にネットワークを組んでいく、情報交換をしていく、ということがこれからの活動の発展につながるように感じました。今回 は、施設サービスの評価が主体でしたが、より遅れている在宅サービスについての評価についても、今後検討していくようです。楽しみです。

主催した団体、パネラーとなった団体の連絡先:

市民福祉サポートセンター 住所:東京都千代田区2-7-3西川ビル201
電話:03-5214-6426 FAX:03-3263-9175
高齢者福祉サービス評価研究会 住所:東京都文京区西片2-16-12-303前田様方
電話:03-3818-3133 FAX:03-3818-3191
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特養ホームを良くする市民の会 住所:東京都新宿区上落合1-29-5 ユニテ1階
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【どこかおかしい!】
2000年7月1日
 介護サービスを提供する中核となるホームヘルパーの多くの人たちが、身分の不安定さと収入の不安定さにさらされているようです。
ホームヘルパーの多くは登録制。1日に30分~1時間という短時間労働が中心となり日に3、4箇所まわると、拘束時間は長くなりますが、実労働時間は短 い。しかも、利用者がキャンセルすると、収入は減ってしまいます。他の職種より時間給が高くても、実際は細切れな労働で、立場も不安定です。しかも登録し ている会社や事務所へ通う交通費や日当もなし、という場合も多く見受けます。
さらに雇用契約そのものがきちんとしていないケースが多いのも問題でしょう。
全国に17万人いると言われているホームヘルパーさん、その人たちの多くがパート勤務として、不安定な身分のまま介護の現場で仕事に携わっています。やぱり、どこかおかしい! ですね。